検査結果と治療歴

不育症検査の結果。バイアスピリンとヘパリンで治療することが決定

不育症検査結果

何度も流産を繰り返してしまう「不育症
不妊症は広く認知されていますが、不育症を知っている人はまだ少ないかもしれません。

私は2回目の流産の後に不育症検査を受け「第Ⅻ因子欠乏症」に引っかかり、不育症であると診断されました。

今回は私が受けた不育症検査の結果データを公開します。
これから検査を受ける人や、検査結果が出た人で数値を見比べたい人の参考になれば幸いです。

不育症検査の基準値は検査結果機関によって若干異なります。
お手元の検査結果データに検査実施機関の基準値が載っている場合は、そちらを参考にしてください。

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不育症とは

そもそも不育症とは、妊娠はするものの流産や死産を繰り返し赤ちゃんを得られない場合のことを言います。

不育症は2回流産をすると「反復流産」、3回以上流産すると「習慣流産」と定義されており、不育症検査は3回流産すると勧められるケースが多いです。

しかし私が流産を繰り返した時はまだ20代前半で、加齢による染色体異常の流産リスクが低かったため、2回目の流産後すぐに不育症検査を受けるよう言われました。

不育症の原因は主に6つ

不育症検査で判明する原因として主な疾患は主に6つ。

  1. 抗リン脂質抗体症候群
  2. 子宮形態異常
  3. プロテインS、C欠乏
  4. 第Ⅻ因子欠乏
  5. 甲状腺異常
  6. 染色体異常(夫婦の)

私はすでに不妊症検査で「甲状腺機能低下症」と「高プロラクチン血症」が判明していたので、それ以外の不育症の原因を調べることになりました。

関連記事:検査で不育症と診断。原因は高プロ、PCOS、甲状腺機能低下症?

不育症患者の約65%の人は原因不明

不育症の検査を受けると決めたものの医師から

医師
医師
まあ~不育症検査受けても半数以上の人は原因不明なんだけどね。
それに検査費用も高いから、若い人は受けたがらない。

と言われ、検査を受けても異常が見つかる可能性は低いことを知りました。

不育症検査を受けてハッキリとした原因が見つかる人は約35%
残りの65%の人は偶発的な流産(確率論)、もしくは原因不明です。

 

不育症検査の基準値と結果一覧

私が受けた不育症検査の結果を表にまとめてみました。

上段の数値が基準値、下段の数値が私の計測結果です。
赤くなっている項目は基準範囲外、つまり「異常」のデータが出たものです。

第Ⅻ因子血液凝固
(第Ⅻ因子欠乏症)
基準値70~150
結果52
T1/T2基準値1.1-1.3
結果0.9
抗CL-β 2GP I抗体基準値3.5未満
結果1.2以下
抗カルジオリピン
IgG抗体
基準値10.0未満
結果8以下
抗カルジオリピン
IgM抗体
基準値8未満
結果5以下
APTT基準値26.0-38.0
結果28.7
プロテインC活性基準値70-140
結果111
プロテインS活性基準値60-150
結果97
抗核抗体半定量
/FA
基準値40未満
結果40未満
あおい
あおい
この他に夫婦で染色体検査も行い(異常なし)、不育症検査にかかった費用は合計で約8万円弱でした。

 

検査で引っかかったのは「第Ⅻ因子欠乏症」

不育症検査で引っかかったのは、第Ⅻ因子欠乏症(血液凝固)

第Ⅻ因子欠乏症とは血液凝固因子の一つで、血栓ができやすい疾患です。

血栓ができてしてしまうとへその緒を通して赤ちゃんに栄養が行きづらくなるので、結果的に流産しやすい体質と言えます。

第Ⅻ因子欠乏症対策はバイアスピリンとヘパリン

第Ⅻ因子欠乏症の対策としては血を固まらせないようにすること。

これだけ聞くと、

じゃあ玉ねぎ食べて血液をサラサラにすればいい?

なんて思ってしまいますが(私は思っていました)、玉ねぎではダメです!

 

第Ⅻ因子欠乏症対策には

  1. バイアスピリン(アスピリン、バファリン81)
  2. ヘパリンカルシウム(カプロシン)

いずれか、もしくは両方を使用して血栓予防をします。

※第Ⅻ因子欠乏症だけの場合はバイアスピリンのみを使用することが多いです。
(私の場合は何度も流産していることもあり「他の原因も考えられる」ということで、ヘパリンを使用しています)

第Ⅻ因子欠乏症対策にかかる費用

バイアスピリンは1日1錠、ヘパリンは1日2回(12時間おき)で、薬価はそれぞれ5.6円/錠と336円/筒。

バイアスピリンだけであれば調剤料や処方箋料込みで月に1,000円もかかりません。
が、ヘパリンは月一回の自己注射指導管理料の2,850円もあるので薬剤料込みで10,000円ちょっとかかります。(保険適用の場合)

ですので、胎嚢確認後から正産期に入るまでバイアスピリンとヘパリンを使うとなると約10万円弱かかります。

あおい
あおい
ヘパリンが保険適用になるかどうかは個人の不育症の原因はもちろん、病院の判断による部分もあるかと思います。
(同じ不育症の原因でも、A病院は保険適用だけどB病院は自費、なんてこともあります…)
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おわりに

私はバイアスピリンとヘパリンで対策していますが、残念ながら出産まで至らず流産を繰り返し、いまだに子どもがいません。

正直、2回流産したときは「3回目の妊娠はきっと大丈夫」って思っていました。
でも気が付けば5回も流産してしまい、心はもうズタボロです。

不育症治療にはお金もかかるし、注射も面倒だし痛いし、精神的にも辛いし、良いことは何一つありません。

でも、それでも私は子どもが欲しい、夫との子どもが欲しい
だから不妊治療も不育治療も頑張っています。

 

どうか一人でも多くの人が不育症に適切な対策を施し、一人でも多くの人が赤ちゃんを無事に出産して欲しいと心から願っています。

そのためにも、流産を繰り返したら早めに不育症検査を受けることをおすすめします。

あおい
あおい
不育症検査が出来る病院は限られています。
まずはかかりつけ医に相談して、近隣で不育症検査を受けられる病院を紹介してもらってくださいね。