検査結果と治療歴

検査で不妊症と診断…原因は高プロ、PCOS、甲状腺機能低下症?

不妊症検査結果

結婚してすぐに妊娠した私。
当時は「妊娠ってこんなに簡単なんだ」と思っていました。

しかしその後はなかなか妊娠できず、病院で不妊症検査を受けたところ自分が妊娠しづらい体であることが判明。

あおい
あおい
過去に大病もなく、持病もなく、健康で元気なのに…

 

今回公開するデータは、その時に渡された不妊症検査の結果です。(血液検査のみ)
一般に公開されている基準値データも載せていますので、これから検査を受ける方や、検査結果を見比べたい方の参考になれば嬉しいです。

関連記事:子宮卵管造影検査、MRI検査(子宮形態異常)、夫の精液検査の結果

基準値は検査結果機関によって若干異なります。
自身の検査結果データに検査実施機関の基準値が載っている場合は、そちらを参考にしてください。

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不妊症検査の結果と基準値一覧

私が受けた不妊症検査(血液検査のみ)の結果を表にまとめてみました。

上段の数値は基準値、下段の数値が私の計測結果となっています。
赤くなっている項目は基準範囲外、つまり「異常」のデータが出たものです。

風疹抗体
基準値32H以上
結果8H
サイログロブリン抗体
(抗Tg抗体)
基準値28未満
結果10以下
クラミジア
トラコマチスIgG
基準値0.9未満
結果1.23
クラミジア
トラコマチスIgA

基準値0.9未満
結果0.29
プロラクチン
(PRL)

基準値4.9-29.3
結果130
甲状腺刺激ホルモン
(TSH)

基準値2.5以下
結果4.2
甲状腺ホルモン
(FT3)

基準値2.3-4.3
結果2.88
甲状腺ホルモン
(FT4)

基準値0.9-1.7
結果1.16
抗ミュラー管ホルモン
(AMH)

基準値4.5~5
結果1.84
黄体ホルモン
(P4)

基準値10-30
結果8.9
黄体形成ホルモン
(LH)

基準値1.0-7.8
結果8.6
卵胞刺激ホルモン
(FSH)

基準値2.0-8.4
結果7.3
B型肝炎ウイルス
(HBs抗原定性)

基準値(ー)
結果(ー)
C型肝炎ウイルス
(HCV 3RD)

基準値1.0未満
結果0.1
エイズ
(HIV抗原抗体)

基準値陰性
結果陰性
梅毒
(RPR定性)
基準値陰性
結果陰性
梅毒
(TP抗体定性)

基準値陰性
結果陰性
抗精不動化抗体
基準値(-)
結果(-)
この検査基準は当時20代前半の私が黄体期に受けた時のものです。
年齢や生理周期の時期によっては基準値が変動します。

 

検査で引っかかった項目7つとその治療法

あおい
あおい
きっと自分は何もないだろうな…

と思いながら不妊症検査を受けましたが、多数の項目で引っかかっていました。

検査結果で引っかかっていた項目は全部で7つ。

①風疹抗体

風疹(rubella)は、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症である。症状は不顕性感染から、重篤な合併症併発まで幅広く、臨床症状のみで風疹と診断することは困難な疾患である。

引用:国立感染症研究所

妊娠中に風疹ウイルスに感染すると、難聴や心疾患などの障害をもった赤ちゃんが生まれてくる可能性があり、これを先天性風疹症候群と言ます。

風疹の感染リスクを減らすためには妊娠前にワクチンを打ち、風疹への抗体を高めることが重要です。

基準値32Hに対して私は8Hしかありませんでした。これは風疹への抗体がほぼ0に近い状態です。

よって、検査結果が出た後すぐにMR(風疹麻疹)ワクチンを打つことになりました。

あおい
あおい
なおMRワクチン接種後は2周期の間、避妊が必要となります。

 

クラミジアトラコマチスIgG

クラミジア感染は性感染症の中で最も多い疾患。

ほとんどの場合は自覚症状がなく、症状が進むと卵管炎や子宮経管炎、不妊の原因に繋がりる厄介な感染症です。

クラミジア検査ではクラミジアトラコマチスIgGとIgAがあり、それぞれの検査結果によって既往時期や現在の状態を推測します。

  • IgG(-)、IgA(-)…感染の可能性は低い
  • IgG(-)、IgA(+)…最近感染して、現在も活動中
  • IgG(+)、IgA(-)…過去に感染既往あり、現在は治癒している
  • IgG(+)、IgA(+)…過去に感染既往あり、現在も活動中

私の検査結果はIgG(+)、IgA(-)
過去に感染既往があるものの、現在は治癒している状態でした。

とは言え、完全に治癒出来ていない可能性もあり、夫婦でしっかり治すために「ジスロマック」という抗生剤を服用するよう指示されました。

あおい
あおい
ジスロマックは多量(2000㎎)を1回飲むだけで、感染の約90%は治るそうです。

 

③プロラクチン

プロラクチンは脳下垂体前葉から分泌される「母乳成分」を促すホルモン。
(母乳成分を促すと聞くと、産後にしか分泌されないホルモンだと思ってしまいますが、妊娠していない時でも分泌されているホルモンです。)

非妊娠時でプロラクチン数値が高いと黄体機能不全や排卵障害、そして流産(不育症)の原因に繋がります。

あおい
あおい
プロラクチンが高いと経産婦でなくても母乳が出てきたりします。(私がそうです)

 

私は検査で130というかなり高い数値が出たので、プロラクチンの過剰分泌を抑える「カバサール」を処方されました。

カバサール
服用開始当時は週に1回2錠でしたが、現在は数値が落ち着いてきたので週に1回1錠飲んでいます。

 

④甲状腺刺激ホルモン

甲状腺ホルモン(THS)は近年、生殖医療で重要視されているホルモンで、甲状腺ホルモンが高いと流産の原因に繋がると言われています。

そのため多くの不妊治療病院で、甲状腺ホルモンが高い患者に対して投薬を行い、TSHを2.5以下に下げるように治療が進められています。(THS目標値3.0以下の病院もあります)

 

私の場合は、甲状腺機能低下症の症状(徐脈、声のかすれ、喉の違和感)なども出ており、甲状腺刺激ホルモンを抑制する「チラーヂン」が処方され、今も飲み続けています。

チラーヂン
服用開始当時は1日に2錠でしたが、現在は数値が落ち着いてきたので1日1錠飲んでいます。

 

⑤抗ミュラー管ホルモン

抗ミュラー管ホルモン(AMH)とは簡単に言うと卵巣内の卵の残り数。

あくまでも残り数なので、数値が高いから質が良いとか数値が低いから質が悪いなどと判断できるものではありません。
周期によって若干数値は変動しますし、AMHが限りなく0でも妊娠出産する人もいます。

あおい
あおい
ただ私の数値は20代平均値と比べるとかなり低く、40代相当の結果…。

そして多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)であるのになぜか低い。(通常、PCOSの人はAMHが高くなることが多いです)

 

これには先生も首をかしげ、

んー…。
まあやはり妊娠は急いだほうが良いね。
出来れば30歳までには出産しないと。

と若干困惑気味(笑)。

残念ながら抗ミュラー管ホルモンは治療で増やせるものではないので、その後は一年に1回程度再度検査して数値を調べることしかしていません。

 

⑥黄体ホルモン

黄体ホルモンはプロゲステロン(P4)と呼ばれるホルモンで、子宮内膜の働きを整え受精卵の着床をサポートし、妊娠の維持に欠かせないホルモン

黄体ホルモンは高温期開始と共に分泌量が増えるのですが、この時の血中値が10ng/mL以下の場合「黄体機能不全」と診断されます。

また、高温期が10日続かない場合も黄体ホルモン不足が考えられ、必要に応じて薬で黄体補充をします。

 

私が今まで黄体補充で使用した薬は、全部で3種類。

  • タイミング法
    →ルトラール
  • 人工授精
    →ルトラール、ルティナス膣錠
  • 顕微授精
    →ルトラール、ルティナス膣錠、プロゲステロン筋注

治療が高度になると、より効果がみられる膣錠や注射で黄体補充していました。

 

⑦黄体形成ホルモン

黄体形成ホルモン(LH)は卵巣を刺激し、卵胞の発育を促す働きを持つホルモン

LHの数値が基準より高い場合、卵巣機能の低下と排卵障害の傾向があります。

またLHの数値が高く、卵胞刺激ホルモン(FSH)の数値が正常な場合は「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」である可能性が高く、排卵誘発剤を使用して卵胞の発育を促す治療などが行われます。

 

私もこのPCOSに当てはまり、卵胞の発育を促すために毎周期「セキソビット」という排卵誘発剤を服用しています。

セキソビット

 

私の不妊症の原因は

血液検査で判明した私の不妊症の原因は全部で4つ。
①~③の症候群は不妊症の原因でもあり、私が何度も流産している不育症の原因でもあります。

  1. 甲状腺機能低下症
  2. 高プロラクチン血症
  3. 黄体機能不全
  4. 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

いずれの症候群も薬を飲み、数値を安定させるようコントロールしていますが、なかなか妊娠せず、流産も繰り返しています。

不妊症とは本当に厄介なものです…。

しかし「若いうちに不妊症だと知り、その原因が分かったこと」は不幸中の幸いです。

あおい
あおい
もし私が40歳を超えていたら…ここまでのんびり不妊治療は出来ていなかったと思います。

なかなか赤ちゃんを授からないご夫婦は早めのうちに不妊症検査を受けてもらいたいです。

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おわりに

このサイトをご覧いただいている方は、不妊治療中の人が多いかと思います。

不妊症は今や5〜6組に1組のカップルが抱えている問題。
不妊症と言うと女性側の問題と捉えがちですが、ほぼ男女半々の割合で不妊の原因を抱えています

 

ここでは私の検査結果をメインに紹介していますが、夫にも不妊の原因が見つかりました。

ですので不妊症検査を受ける際には、パートナー(旦那さん)と一緒に病院へ行って検査を受けることを強くすすめます。

あおい
あおい
不妊治療は夫婦二人でおこなうもの。
奥さん一人だけじゃなく、旦那さんも参加することが当たり前ですよ!