不妊治療

【不妊治療の体験談】不妊治療をやっている病院ってどんなところ?

日本では今や5組に1組のカップルが不妊と言われていることをご存知ですか?
不妊に悩み、これから病院で治療を始めようと考えているご夫婦も多いでしょう。

しかし、不妊治療とは一体何をするのか、いくらかかるのか、検査は痛いのか何も知らないし分からない、最初はとにかく不安な事だらけで病院に行くのにも勇気がいる…。

周りにいろいろ聞きたくても自分が不妊で悩んでいる事を話したくない人も多いはず。

そこで、これから何回かに分けて私の体験談を元に不妊治療の手引きを公開していこうと思います。

今回は不妊治療の病院の種類についての解説です。
これから通院しようと考えていらっしゃる方の参考になれれば嬉しいです。

不妊治療の病院の種類分け

一般的に、不妊治療を行っている病院をざっくり分けると以下の3パターンに分かれます。

  1. 不妊治療のみを専門としている病院
  2. 産婦人科医院内で不妊治療を行っている病院
  3. 複数科医院内で不妊治療を行っている病院

これら3パターンの病院について、私の今までの経験や個人的考えなども含めて以下で説明します。

不妊治療専門病院

その名の通り、不妊治療を専門として扱っている病院。

女性不妊だけではなく男性不妊への治療も行っているところが多く、治療内容もタイミング法、人工授精、高度不妊治療(体外・顕微授精)と生殖医療ほぼ全ての治療を行っています。

不妊治療専門病院のメリットとデメリット

私の経験を踏まえて、不妊治療専門病院のメリットとデメリットを挙げると以下のようになります。

メリット・不妊治療の一通りの検査、治療が出来る
・治療実績・件数が多く、いろいろ相談できる
・キッズスペースの設置や、子連れ禁止など不妊患者への配慮がある
デメリット・設備や機器にお金をかけている分、治療費用が高額なところも
・どの病院も人気なために診察までの待ち時間が長い
・妊娠後は卒業となり、転院の必要がある

不妊治療専門病院の特徴

不妊治療が長くなればなるほど他人の子どもを見るのが辛くなってくる人も多いはず。

不妊治療専門病院では出来るだけ患者の精神状態が不安定にならないように、キッズスペースを設けていたり、子連れ来院の禁止などを掲げているところが多いです。
1人も子どもがいない不妊治療中の患者に対してこういった配慮があるのは専門病院ならではの工夫ですね。

しかし、待ち時間が長かったり治療の費用が高額になりがちなのも専門病院ならではの問題。
私が通院している専門病院では受付をしてから会計をして病院を出るまで約3時間コースはお決まり、顕微授精の費用は採卵と凍結胚移植で約80万円ほどします。
もちろん病院によって差はありますが、比較的高い病院が多いようです。

産婦人科医院内で不妊治療を行っている病院

産婦人科の診療案内を見ると【産科・婦人科】や【産婦人科・不妊外来】などと掲げているのをよく目にします。

産婦人科というと妊婦さんの妊婦検診、不正出血や月経困難症などの婦人科検診などをイメージしますが、実は不妊治療を行っている産婦人科もあります。

産婦人科医院内での不妊治療のメリットとデメリット

私の経験を踏まえて、産婦人科医院内での不妊治療をのメリットとデメリットを挙げると以下のようになります。

メリット・妊娠後も継続して診てもらえる
・子連れ受診に寛容で、2人目不妊などの人には通いやすい
・比較的初診予約が取りやすい
デメリット・先生によっては生殖医療の知識が浅い人も…
・高度不妊治療まで扱っている病院が少ない
・妊婦さんを見る機会が多いので精神的に辛くなることも

産婦人科医院の特徴

全ての産婦人科で不妊治療を行っている訳ではありませんが、不妊治療の初歩的なタイミング指導などであれば診てくれるところが多いです。

また、不妊治療専門病院や総合病院などに比べて初診予約が取りやすいので『今すぐ不妊治療について相談したい』という方にはいいかもしれません。

しかし高度不妊治療を扱っている病院が少なく、治療を進めるために転院が必要となる可能性が出てきます。
また、生殖医療専門医でない先生の診察となると知識が浅いために、患者の『なぜ?』に対して適確な回答が得られない場合もあります。

複数科医院内で不妊治療を行っている病院

複数科医院内で不妊治療を行っている病院とは具体的に総合病院、大学病院などを指します。

近年、不妊治療を望む患者が多い事から【不妊診療科】などを新設する病院が増えてきました。

複数科医院内での不妊治療のメリットとデメリット

私の経験を踏まえて、複数科医院内での不妊治療をのメリットとデメリットを挙げると以下のようになります。

メリット・他の科と連携している
・治療費が比較的安いところが多い
・入院設備があるため万が一の事態でも安心できる
デメリット・初診予約が取りづらい
・初めて受診する人にとってはハードルが高いかも
・病院によっては待ち時間がかなり長い

複数科医院の特徴

複数科ある病院での不妊治療のメリットはなんと言っても、他の科と連携していること。
不妊の原因の一つでもある甲状腺機能低下症などを診てくれる内分泌科、度重なる治療への心の疲れを診てくれる精神科、その他いろんな科が不妊治療の為に連携してサポートしてくれます。

また、治療中に異常が見つかり手術が必要な場合でもスムーズにスケジュールを組んでくれるのも大きい病院ならではです。

しかし総合病院と言うと紹介状が必要だったりと、初診へのハードルは高め。
紹介状なしでも受診できますがその場合は別途、初診時選定療養費の支払いが必要となります。

近所の不妊治療病院を調べてみよう

上記では病院の種類について解説しました。

みなさんのお住まいの地域には不妊治療を行っている病院はありますか?

もし分からないという方は不妊治療を行っている施設を検索できる不妊治療情報センターというサイトを活用してみて下さい。

不妊治療情報センター

このサイトでは具体的な診療内容の有無を一覧で表示しており、特に力を入れている項目なども確認出来るので始めての病院選びにとても役立ちます。
それぞれ病院のHPのリンクも載っているので気になる病院があればぜひ見てみましょう。

不妊治療の病院選びは夫婦で

不妊治療の第一歩は病院を探すこと。
そして、不妊治療は夫婦で行うものです。

不妊治療というと女性側だけの問題と捉えがちですが男性側にも不妊の原因があったり、または夫婦ともに原因があるなどお互いに問題を抱えていることも少なくありません。

ですのでパートナーとよく相談しながら病院を選び、協力し合って不妊治療を始めて下さいね。